新卒と第二新卒の違いは?転職活動による難易度に差はある?

新卒と第二新卒の違い

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Aさん

卒業後の進路がまだ決まっていない大学4年生。求人票で「第二新卒」の採用枠を見かけることがあり、新卒枠との具体的な違いが気になっている。

神奈川トヨタ自動車 リクルート室 室員

神奈川トヨタ自動車の採用担当。 トヨタモビリティ神奈川で営業職を経験したのち、採用担当へ。 現場経験を活かし、より”リアルなノウハウ”で就活生をサポートします。

Aさん

新卒と第二新卒って、具体的にはどんな違いがあるんでしょうか?ちなみに、これって転職活動にも影響するんでしょうか?

リクルート室室員

新卒と第二新卒にはいくつかの違いがあって、転職活動においても影響する部分があるんですよ。

あと、若手の求職者を区分する言葉として「新卒」「既卒」「第二新卒」という言葉があるんですが、これについて正しく理解している人は意外と少ないと思います。

Aさん

言われてみればたしかに、何が基準に「第二新卒」「既卒」になるのかよく分かっていないです…。

リクルート室室員

そうですよね。この記事では、各区分の定義や就活をするにあたってそれぞれのメリット・デメリットを詳しく見ていくことにしましょう。

目次

いつまでが「新卒」? 既卒や第二新卒との違い

いつまでが新卒?

「新卒」は求職者を区分する用語としてよく見かけますが、企業によっては「既卒」「第二新卒」と区分している場合もあります。

これらの言葉は20代の若手を指していることが一般的であり、それぞれの定義を正しく理解することは自身の転職活動において重要です。

翌年3月に卒業予定の学生が「新卒」になる

新卒は「新規卒業」や「新規卒業者」の略称であり、一般的には翌年3月以降に学校を卒業する、または卒業見込みで在学中の学生を指します。

この定義は4年制大学だけでなく、高校や専門学校、短大、大学院も含まれます。浪人や留年を経験した学生も、翌年3 月以降に卒業する見込みであれば新卒とみなされます。

なお、2010年に厚生労働省が行った『青少年雇用機会確保指針』の改正により、新卒の採用枠に「学校等の卒業者が学校等の卒業後少なくとも3年間は応募できるものとすること」という規定が加わりました。

この変更により既卒3年以内の方も新卒採用枠での応募が可能となりましたが、各企業の対応は異なる点を理解しておきましょう。

Aさん

新卒に該当するのは、在学中に就職活動をしている学生だけだと思っていました。

リクルート室室員

「青少年雇用機会確保指針」が改正されたことで、若者たちがより柔軟にキャリアを構築できるようになったんです。

ただし、企業によって対応が異なるので募集要項などをしっかり確認することが大切ですよ。

新卒入社後に退職・転職活動する人は「第二新卒」

第二新卒とは、大学院、大学や専門学校、高校を卒業後、一度正社員として就職したものの3年程度で転職活動を行う方を指します。

一般的に「中途採用」に分類されますが、社会人経験の年数が浅いため採用する側は即戦力よりも将来的な可能性を重視している傾向があります 。

Aさん

理由は色々あると思うけど、せっかく就職できたのに短い期間で辞めてしまうのはなんだかもったいない気もする…。

リクルート室室員

厚生労働省が2023年10月に公表した「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)」によると、就職後3年以内の離職率は新規高卒就職者が37.0%、新規大学卒就職者が32.3%いたそうです。

つまり、約3割以上の人が最初の職場を離れているんですよ。

Aさん

それって結構多いですよね。短期間で退職すると転職活動のとき悪い印象を与えてしまいそうで心配です。

リクルート室室員

そうですね。短期間で退職することに対する不安はあると思いますが、転職市場において第二新卒は基本的なビジネスマナーや知識を備えているので歓迎されることが多いです。

将来的なポテンシャルを見込まれているともいえるでしょう。

「既卒」は卒業後に就職していない人を指す

既卒とは、学校を卒業後に進学や正社員として就職をしていない方を指します。これには、卒業後にアルバイトでフリーターとして働いている方や、契約社員として働いている方も含まれます。

Aさん

既卒は卒業してから何年以内の人が該当するのでしょうか?

リクルート室室員

既卒は一般的に卒業後3 年以内の人 を指すことが多いです。

しかし、先ほども説明にあったように、最近では卒業後3年以内は「新卒枠」で応募を受け付けている企業も増えているんですよ。

既卒者を新卒枠で採用した企業割合は38%

厚生労働省が公表している「労働経済動向調査(令和5年8月)の概況」を見てみると、令和4年度の段階で既卒者を新卒採用枠で応募可能とする企業割合は70%あり、そのうちの38%が採用に至ったことが分かります。

Aさん

採用率が約4割って、多いとはいえないですよね?

リクルート室室員

たしかに、それほど高い数字ではありませんね。
新卒枠に応募する場合、就活対策をしっかり行っている在学中の学生たちが主なライバルです。

既卒者が有利とはいえない状況で内定を勝ち取るには、新卒枠での応募においてメリットとデメリットをしっかり理解し、適切な対策を考える必要があります。

新卒採用枠で受け入れる企業が多いのは『医療・福祉業』

産業既卒者は応募可能だった採用に至った
建設業74%30%
製造業61%34%
情報通信業73%53%
運輸業・郵便業59%40%
卸売業・小売業72%33%
金融業・保険業78%28%
不動産業・物品賃貸業57%33%
学術研究,専門・技術サービス業66%43%
宿泊業・飲食サービス業82%49%
生活関連サービス業・娯楽業78%24%
医療・福祉業85%46%
サービス業(他に分類されないもの)56%46%

既卒者が新卒枠での就職を希望する際に注目すべきなのは、どの業界が新卒採用枠を積極的に受け入れているかという点です。

上記の表を見てみると、もっとも受け入れが多いのは「医療・福祉業」で85%に達しています。次いで「宿泊業・飲食サービス業」も82%と高い割合を示しています。

新卒枠での入社を希望する場合は、このような割合が高い業界を中心にリサーチしてみることで応募可能な企業を見つけやすくなるでしょう。

既卒者は新卒枠で応募しないほうがいいの?

Aさん

新卒採用枠において既卒者の採用率が低いなら、わざわざ応募する必要はないのでは?と思ってしまうんですよね。

リクルート室室員

その気持ちも理解できますが、中途採用よりも新卒採用を実施している企業は非常に多くて業界や業種の選択肢も幅広いです。
ほかにも、新卒枠での応募にはいくつかのメリットがあるんですよ。

Aさん

既卒者が新卒枠に応募するメリットって何でしょうか…?

リクルート室室員

まず、企業は新卒者に対して特定の研修やプログラムを提供することが一般的で、これがスキルの向上につながります。

また、同期入社の仲間がいることで助け合いや情報共有がしやすく、仕事へのスムーズな適応が期待できるんです。

Aさん

なるほど。でも、やっぱり競争が激しいんじゃないですか?

リクルート室室員

そのとおりではありますが、可能性が少しでもあるのであれば新卒枠に応募することがおすすめです。

自分の経歴やスキルをうまくアピールし、積極的に挑戦することで採用される可能性が広がりますよ。

新卒枠で応募するメリットとデメリット

新卒枠で応募するメリットとデメリット

新卒枠で応募する主なメリット・デメリットとして以下が挙げられます。

新卒枠で応募するメリット
  • 求人数が多い
  • 充実した研修・教育を受けられる
  • 同期と一緒に成長していける
新卒枠で応募するデメリット
  • ミスマッチが起こりやすい
  • 既卒者は新卒者と比較されて不利になるケースもある

メリット①求人数が多い

新卒採用は求人数が多いため、さまざまな企業と比較しながら自分に合った就職先を見つけやすい点が大きなメリットです。

また、新卒求人のほとんどがスキルや経験を応募条件としていないこともメリットといえます。これにより、経験が浅くても新しい環境でスタートできるチャンスが広がります。

たくさんの選択肢が生まれ、自分のキャリアプランに合った道を見つけやすくなるでしょう。

メリット②充実した研修・教育を受けられる

充実した研修を受けられる点も、第二新卒や既卒者が新卒枠で応募するメリットの一つです。

企業によりますが、新卒採用枠での採用においては人材育成や企業文化の継承の観点から、さまざまな研修が行われています。

Aさん

仕事ですぐに活かせるマナーや知識を教えてもらえるのは安心ですね。
実践して仕事に活かせると成長していることを実感できるから、やりがいも感じられそうです!

リクルート室室員

充実した研修は、仕事を円滑にスタートするために大切な要素ですよね。

たとえば、当社の営業職の研修ではクルマの商品知識からビジネスマナー、接遇力向上トレーニング、営業ツール・システムの使い方など、現場で即戦力となる基本的な知識が中心になっています。

これらの研修を通して、実践的なスキルを身につけることができるんです。

メリット③同期と成長していける

新卒枠では100人単位での採用を行う企業も少なくありません 。同じタイミングで入社して一緒に成長していける同期が多くいることは、新卒採用ならではの大きなメリットといえます。

共に新しい環境に飛び込むことで、情報の共有や相互のサポートがしやすくなり仕事への適応もスムーズに進むでしょう。同期たちとのつながりは、仕事のモチベーション維持や楽しい職場環境の構築にもつながります。

デメリット①ミスマッチが起こりやすい

社会人として働いた経験がない 方が対象の新卒採用は、一般的に潜在能力を見込んで配属先が決定されます。
そのため、希望部署へ配属されない可能性もありミスマッチが起こりやすく、これが原因で早期退職に繋がるケースは珍しくありません。

入社後のミスマッチを避けるためには内定後に行われる懇親会へ積極的に参加したり、人事担当者に相談してみたりするみると良いでしょう。

デメリット②新卒者と比較されて不利になるケースもある

第二新卒や既卒者が新卒枠で採用試験を受ける際、新卒者と比較されて不利になるケースも考えられます。

たとえば、第二新卒者の場合は短期間で退職した理由が焦点となり、既卒者の場合は卒業してからの空白期間に何をしていたのかといった点がほぼ間違いなく聞かれるポイントです。

これらの質問に対してネガティブな回答は、採用担当者に良い印象を与えません。「前職での経験を活かして新しい職場で貢献したい」といった具合に、前向きな姿勢をアピールすることが重要です。

既卒者は卒業後の期間に自己成長やスキル向上に努めていたことをアピールするなど、ポジティブな要素を前面に出していきましょう。

第二新卒枠に応募するメリットとデメリット

第二新卒枠で応募するメリットとデメリット

続いて、第二新卒枠に応募するメリットとデメリットを確認していきましょう。

第二新卒枠で応募するメリット
  • 前職での失敗経験を活かせる
  • ビジネスマナーが身についている
  • 新卒枠より選考期間が短い
第二卒枠で応募するデメリット
  • 早期退職を懸念されやすい
  • 即戦力重視の選考では不利になる

メリット①前職での失敗経験を活かせる

第二新卒枠は、卒業後に1〜3年ほどの社会人経験がある方を対象とした採用枠です。

第二新卒者には、前職での失敗経験を活かせるというメリットがあります。納得のいく職場を見つけるためのヒントや、自身の価値観・適性を認識した状態で就職活動を進めることができるでしょう。

過去の課題を克服し、積極的に新しい職場へ挑戦していこうとする姿勢は企業にとって魅力的な要素です。

前職での挑戦や課題に立ち向かい、そこから得た教訓を転職先でどのように生かすかを示すことで、採用企業に対して信頼感を与えることができるでしょう。

メリット②ビジネスマナーが身についている

第二新卒者は社会人経験を積んでいるため、採用されやすいというメリットがあります。
その経験を通じてビジネスマナーが身についていることは大きな強みといえるでしょう。

丁寧で正しいビジネスマナーを持っている第二新卒者は、面接の際にその姿勢をアピールできるため採用担当者に好印象を与えやすくなります。

企業側としては、基本的なビジネスマナーが身についている第二新卒者を採用することで研修コストを抑えられる点がメリットです。

リクルート室室員

とくに営業職などクライアントとのコミュニケーション が多い職種では、即戦力としての活躍が期期待されるでしょう。

メリット③新卒枠より選考期間が短い

第二新卒枠で転職活動を行うメリットの一つは、新卒採用に比べて選考期間が短いことです。

新卒採用は多くの人数を同時に募集することが一般的で、スケジュールが厳格に設定されています。

一般社団法人日本経済団体連合会は、新卒の選考期間を「卒業・修了年度の6月1日以降」と規定しており、卒業までの期間を逆算するとおおよそ1年間が就職活動期間です。

これに対して、第二新卒の転職活動期間は通常1〜3ヵ月程度であるため比較的短期間で採用の可否がわかります。

採用が決まった場合、入社時期は内定が出てから おおよそ1〜3ヵ月後に設定されます。スピーディーで効率よく次のキャリアに進むことができることは、第二新卒者にとっての利点といえるでしょう。

デメリット①早期退職を懸念されやすい

第二新卒者が転職活動を進める際に挙げられるデメリットの一つは、早期退職を懸念されやすい点です。

新卒で入社後3年以内に離職しているケースが多いため、企業から「また早く辞めないか?」といった心配を受けやすくなってしまいます。

そのため、面接では前職の退職理由について詳細な説明が求められることも多いでしょう。

第二新卒者がこのデメリットに対処するためには、前職の退職理由や今後のキャリアプラン、職務への意欲などを明確に伝えることが重要です。

リクルート室室員

今後の展望や中・長期の目標についてもしっかりと説明し、将来のビジョンをアピールすることで企業に対して安心感・信頼感を与えるポイントにつながります。

デメリット②即戦力重視の選考では不利になる

社会人経験が浅い場合、即戦力募集の求人では不利になることがある点もデメリットの一つです。

このデメリットに対処するためには、ポテンシャルや成長意欲をアピールすることが重要です。経験が浅い分、これからの成長が期待できる点や新たな知識を素早く吸収できる柔軟性などを強調することで、企業は将来的な価値を見出しやすくなります。

なお、第二新卒の採用枠では応募条件として特定の経験やスキルを提示しているケースもあり、エントリーできる求人が限られるという点も認識しておきましょう。

既卒枠で応募するメリットとデメリット

既卒枠で応募するメリットとデメリット

既卒枠で転職活動をする主なメリット・デメリットには以下の点が挙げられます。

既卒枠で応募するメリット
  • 迅速な内定獲得が可能
  • 既卒期間の挑戦と成果をアピールできる
  • 語学や資格などを習得している場合は給与に反映されやすい
既卒枠で応募するデメリット
  • 社会人経験がある人より不利になりやすい
  • 採用期間が不定期

メリット①迅速な内定獲得が可能

既卒枠に応募するメリットの一つは、基本的に選考期間が短いという点です。

既卒者向けの求人は中途採用枠で募集をかけることが一般的なのですが、中途採用を行う企業には早く人材を確保したいという思惑もあるため選考期間が短めになる傾向があります。

いち早く新しい職場でのスタートを切りたい、または就活を早く終わらせて次のステップに進みたいと考える方にとっては大きなメリットといえるでしょう。

メリット②既卒期間の挑戦と成果をアピールできる

学校を卒業後、就職とは別のかたちで挑戦し成果を上げた経験を評価してもらえる点も既卒枠で応募するメリットです。

たとえば、資格取得やスキル向上のために積極的に学び、成果を挙げた場合はその実績を履歴書や面接でアピールすることができます。

リクルート室室員

アルバイトや契約社員など非正規雇用で働いていた場合も、仕事のなかで培ったスキルや仕事へのアプローチ、チームワークなどは新しい職場での適応力を示す材料となるでしょう。

メリット③語学や資格などを習得している場合は給与に反映されやすい

既卒枠の採用ではスキルに応じて給与が決められることが多いので、語学や資格などを習得している場合は給与に反映されやすい点もメリットといえます。

特に専門性の高い資格を有することは、業務においてほかの候補者よりも高い付加価値を提供できる可能性があるため採用担当者から高評価を得やすいでしょう。

ただし、すべての企業が語学スキルや資格を給与に反映するわけではありません。

応募先を選ぶ際は、「この会社の業務に活かせるスキルを保有しているか」 「ご自身の取得している資格が業務に有効活用できるか」「資格手当を支給しているか」といった点も確認してみることをおすすめします。

デメリット①社会人経験がある人より不利になりやすい

既卒枠、いわゆる中途採用では即戦力を求める企業が多く、業務経験や職務に関するスキルをすでに身につけている転職者が主なライバルとなります。

企業側はゼロベースから業務を教えるよりも、業界知識や必要なスキルが備わっている人材を好むことが一般的です。このため「中途採用」の枠において正社員としての経験がない方は低く評価されてしまう傾向があります。

また、「就職経験がない=仕事を進めるうえで最低限必要な能力が備わっていない」と判断されやすい点もデメリットといえるでしょう。

リクルート室室員

既卒者向け求人の場合は「営業・接客・販売経験者」など、特定の経験やスキルを応募条件にしている企業も多くあります。

デメリット②募集をかけるタイミングが不定期

中途採用の求人は常に変動しているため、興味を持った求人が次の日には掲載を終了しているといったケース がよくあります。

また、企業が既卒者を募集するタイミングは不定期なので、柔軟性を持って幅広い求人を視野に入れることが重要です。

あまりにも業界や職種を特定しすぎると、希望に合う条件の求人が見つからず就活が進まなくなる可能性があるので注意しましょう。

新卒採用と中途採用の違い

ここでは、「新卒採用」と「中途採用」の違いを確認しておきましょう。

比較項目新卒採用中途採用
採用対象学校を卒業してから初めて社会で働く人(あるいは卒業後3年以内の人)社会人(第二新卒・既卒者)
採用基準ポテンシャル採用スキル採用
採用時期一括採用不定期採用
給与平均給与スキル次第で変動することがある
企業文化の浸透度合い浸透しやすい自分が確立していることが多い
リクルート室室員

新卒採用と中途採用では、募集ターゲットや採用期間が異なります。

企業の方針によっては第二新卒・既卒者が新卒採用枠で応募できる場合もあるので、自身の適正も判断しつつ幅広い視野で求人情報を見てみましょう。

まとめ

通常、「新卒採用」は翌年3月以降に卒業予定の学生を対象としていますが、企業によっては卒業から3年以内の既卒者を含んでいる場合もあります。

新卒採用中途採用、どちらを選ぶかについてはそれぞれのメリットやデメリットを理解したうえで判断することが望ましいです。

学校を卒業してから3年以内の場合は、新卒採用も含め幅広く求人を確認することでより多くの選択肢を見つけられることでしょう。

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