【他と差をつける!】新卒面接における自己紹介のコツを解説

新卒面接における自己紹介のコツ

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Aさん

これから採用面接を受ける予定がある学生。自己紹介を求められた際にどのような内容を話すことが適切なのか、注意点やコツも含めて知りたいと思っている。

神奈川トヨタ自動車 リクルート室 室員

神奈川トヨタ自動車の採用担当。 トヨタモビリティ神奈川で営業職を経験したのち、採用担当へ。 現場経験を活かし、より”リアルなノウハウ”で就活生をサポートします。

Aさん

面接で自己紹介するときって何を話せば正解なんでしょうか?どうすれば好印象を持ってもらえるのか知りたいです!

リクルート室室員

自己紹介はたしかに重要ですね。ところで、面接官は履歴書で基本的な情報を把握しているはずなんですが、なぜあえて自己紹介を求めるのか考えたことはありますか?

Aさん

履歴書に書かれている内容が正しいか確認するため…ですか?

リクルート室室員

そうですね、面接する人と書類が合っているか確認する目的もあると思いますが、他にも自己紹介を求める理由があります。

その点を理解したうえで自己紹介の内容を考えておくと、より好印象を持ってもらいやすくなるでしょう。

今回は、自己紹介のコツとあわせて、面接官が自己紹介を求める目的・見ているポイントについても詳しく解説していきますね。

目次

企業が面接時に自己紹介を求める目的

新卒の面接において、「まずは自己紹介をお願いします」というやりとりはほとんどの企業で繰り返される光景です。

この一言は単なる冒頭の儀礼ではなく、企業や採用担当者のさまざまな意図が込められています。まずは、企業側が自己紹介を通してどのようなことに期待しているのかを確認していきましょう。

自己紹介を求める目的の一例
  • 学生の人柄を知るため
  • コミュニケーションを取りやすい雰囲気をつくるため
  • 顧客に与える第一印象を確認するため

学生の人柄を知るため

面接官が「まずは自己紹介をお願いします」と問う背景には、学生の人柄を知りたいという狙いが含まれています。

これは単なる形式的な手続きではなく、将来の同僚としての相性やコミュニケーション能力を把握するための重要なステップなのです。

リクルート室室員

面接官は実際の声や表情、話し方などを通して候補者のリアルな魅力や人柄を見極めようとしています。
だからこそ、面接での自己紹介は第一印象を決める大事な要素なんです。

コミュニケーションを取りやすい雰囲気を作るため

本格的な面接が始まる前、話題を広げるきっかけがないままだと就活生は緊張した状態で面接に臨むことになります。しかし、ずっと緊張状態でいたら本来の人柄や価値観は十分に伝わりにくいです。

面接する側も書面だけでは分からない本来の人柄を見たいと思っているので、緊張をほぐしてリラックスした雰囲気のなかで進められるように自己紹介を設定しています。

自己紹介は双方向のコミュニケーションを築くための貴重なチャンスです。応募者はこの瞬間を上手に活かし、自らの魅力を的確に伝えることがポイントになってきます。

リクルート室室員

自己紹介はただのお決まりのステップではありません。趣味や出身地に共通点があると、それもまた一つのつながりです。
話が広がり、和やかな雰囲気が生まれることもしばしば。

面接は緊張する瞬間でもありますが、同時に新しい出会いとコミュニケーションの場でもあります。
対話を楽しむ気持ちも意識してみてくださいね。

顧客に与える第一印象を確認するため

面接官が自己紹介を求める背景には、将来的に顧客対応を担当する可能性がある新卒者に対して、その第一印象を確認しようとする意図もあります。

とくに顧客とのやり取りが多い仕事では、ファーストコンタクトで相手に安心感や信頼感を与えることが非常に重要です。なぜなら、顧客が良い印象を受けない場合「この人に仕事を任せるのは心配だな」という不安が生まれる可能性があるからです。

面接官は自己紹介を通して応募者が顧客にどのような印象を与えるかを確認し、それがビジネスにおいて有益であるかを判断しているのです。

リクルート室室員

面接官は1日に何十人もの学生とお話しすることもあり、すべての学生の印象をしっかり覚えておくのは難しいといえます。
自己紹介では、その点も考慮して自分のアピールポイントを意識してみるのも良いでしょう。

たとえば、「50ヶ国旅した人」「クラシックカーマニア」など、面接官が「あの○○な人」と簡単に思い出せるようなフレーズや要素を盛り込むのもおすすめです。

自己紹介は短い時間で相手に魅力を伝えるチャンス。工夫次第で面接官の印象に残りやすくなりますよ。

自己紹介で伝えるべき内容

自己紹介で伝えるべき内容

自己紹介では、基本的に以下の内容を伝えることができれば問題ありません。

自己紹介で伝えるべき基本的な項目
  • 氏名・所属している学部などの基本情報
  • 学生時代に力を入れて取り組んだこと、趣味や特技
  • 感謝の言葉、入社に対する意欲

これらの要素を含めることで必ず高い評価につながるとは限りませんが、逆に過不足があればマイナス評価につながる可能性があります。

面接官が知りたい情報を適切に伝えつつ、自分の魅力をアピールできるよう心がけましょう。

氏名・所属している学部などの基本情報

まずは、氏名や所属情報を端的に伝えて相手に自分の背景を理解してもらいましょう。

【例文1】
〇〇大学××学部に所属している△△と申します。

【例文2】
〇〇大学××学部で現在◇◇を研究している△△と申します。

自分の所属や研究内容を明確に述べることで、面接官はあなたのバックグラウンドを理解しやすくなり、次の質問や会話のスタートがしやすくなります。

学生時代に力を入れて取り組んだこと・趣味や特技

自己紹介では、学生時代に力を入れていたこと(ガクチカ)や趣味・特技などあなたの個性やスキルをアピールすることも大切です。

【例文1】
もともと海が好きでサーフィンが趣味だったので、同じ趣味を持つメンバーで新しくサークルを作りました。現在は海の保全活動として定期的に浜辺のごみ拾い活動も行っています。

【例文2】
テニスサークルの代表として仲間たちと協力し、イベントや練習のスケジュールを立て円滑なチーム運営を心がけました。「初の全国大会出場」という記録を残せたことで自信につながり、成長できたと感じています。

リクルート室室員

自分の経歴や取り組みを伝える際には、一貫性を意識してエントリーシートや履歴書との整合性を保つよう心がけましょう。

面接官は事前に提出された書類を手元に置いており、そこに書かれた情報との不一致が生じると違和感を覚えしまうことがあります。

感謝の言葉・入社に対する意欲

自己紹介の締めとして、面接の機会をもらえたことへの感謝の気持ちと、入社に対する意欲を伝えましょう。

【例文1】
常に新しいことへ挑戦し続ける御社の姿勢に強い魅力を感じ、志望させていただきました。
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
御社に貢献できるよう全力を尽くしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

【例文2】
野球部で培った粘り強さで御社に貢献したいと思い、選考を受けさせていただきました。
本日は貴重な機会をいただき、ありがとうございます。
御社で学びながら、自らも成長していけるよう全身全霊で取り組んで参ります。どうぞよろしくお願いいたします。

緊張していたり、制限時間ぎりぎりで余裕がなかったりする場合は、感謝の気持ちを伝えるだけでも十分です。

「自己紹介」と「自己PR」の違いを理解しておこう

よく見られる間違いは、自己紹介の場面で自己PRをしてしまうことです。それぞれの違いを理解し、適切な場面での表現に気を付けましょう。

自己紹介とは

自己紹介は「あいさつ」と「コミュニケーションのきっかけ作り」が主な目的です。

相手に対して基本的な情報を伝え、円滑なコミュニケーションのスタートを切ることが重要です。 学歴や趣味、所属している組織など、基本的なプロフィールや共通点を披露することでお互いに打ち解けやすくなります。

自己PRとは

自己PRは「能力や意欲のアピール」が主な目的です。

自分の強みやスキル、経験、志望動機など自身の価値をアピールすることが求められます。
これは、応募する職種や企業に対して「なぜ自分が適しているのか」を明確に伝えることで自らの適性や価値をアピールするものです。

自己紹介を求められている場面で自己PRを披露すると、面接官を困惑させる可能性があるので注意しましょう。

リクルート室室員

「自分がどの状況にいるか、どのような情報が求められているか」を理解することが大切ですね。

質問の意図を理解していないと感じられると、コミュニケーションスキルが疑われることがあります。

自己紹介として話すことと、自己PRとして話すことは分けて考え適切な対応ができるよう心がけましょう。

【パターン別】自己紹介の例文

自己紹介の例文

ここでは、実際の自己紹介で使える例文・テンプレートをいくつかご紹介します。これらを参考に、自分の経歴や強みを的確に伝える自己紹介を作成してみてください。

なお、面接では1分程度で自己紹介を求められることがよくあります。

1分間で話せる文章は文字数で言うと250〜300字程度が目安です。早口な印象を与えないよう話すペースにも注意が必要です。

また、面接官から「30秒間」「2分間」といったように指定される場合もあるため、それぞれの状況に合わせられるよういくつかの文章を組み合わせて内容をまとめておくと良いでしょう。

例文①学業をアピールする

【例文】
○○大学○○学部の××と申します。

大学ではWebマーケティングのゼミに熱心に取り組んでおり、とくにSNSを活用したマーケティングの研究に力を注いでいます。

最近ではゼミで地元企業と協力し、商品のPRにフォーカスしたSNS施策の企画立案に挑戦しました。

ほぼゼロからスタートしたプロジェクトが、1年でフォロワー数1万人を達成し、商品に対する問い合わせをいただけるまでに成長しました。関係者の方たちから喜びの声をいただくことができました。

これらの経験を通じて培ったマーケティングスキルや計画力を、御社で存分に活かせると考え応募させていただきました。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。

リクルート室室員

ゼミ活動で得た高度な知識や分析力を伝えることは印象的ですが、その成果を相手にもわかりやすく伝えることが重要です。

結果を端的かつ分かりやすく示すことで、面接官もあなたのスキルや実績を明確に理解しやすくなります。

内容が専門的すぎると相手に難しい印象を与えかねないので、説明にはわかりやすい具体例を交えて相手に共感してもらえるよう意識してみてください。

例文②留学経験を伝える

【例文】
○○大学文学部教育学科から参りました、○○ ○○と申します。

私は幼い頃からアメリカの文化に関心を持っており、古い時代の小説や映画作品を鑑賞することで見識を深めながら、大学時代には3ヶ月間の短期留学もしました。

留学先の大学ではアメリカ文化の研究をおこない、 得た知識をさらに深めるためカナダやアラスカなど近隣国にも行って現地の人と文化交流もしました。そこで培った積極性とコミュニケーション能力は誰にも負けない自信があります。
本日はよろしくお願いいたします。

リクルート室室員

短期留学経験をアピールする際には、英語力よりも「海外に行って生活をした」というフットワークの軽さが営業職などでとくに評価されることがあります。

留学の目的やその経験が、どのように自分の成長やビジネスに繋がるかをしっかりと伝わるように工夫しましょう。

例文③サークル・部活動の経験や実績をアピールする

【例文】
○○大学○○学部4年の××と申します。

私は大学のバドミントン部に所属しており、3年生からは部長を務めていました。
学生の公式大会に出場し、後輩とのダブルスで県大会優勝を果たしたことが私の大学生活のなかでとくに印象的でした。

この経験を通じて、チームメンバーとの結びつき、そして目標達成のための協力体制を築くことの重要性を痛感しました。

このような経験は御社でも活かせると考えております。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。

リクルート室室員

部活動の経験を伝える際は、具体的な情報を簡潔に伝えることが重要です。

どの部に所属していたか、どのような役割を果たしていたか、そして具体的にどのような活動やプロジェクトに参加したかを端的に伝えることで、あなたの経験やスキルがより鮮明に伝わります。

例文④アルバイト経験を紹介する

【例文】
本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。○○大学○○学部4年の××と申します。

大学1年生の頃から、御社のグループ会社である「◯◯(店名)」でアルバイトをして おり、キッチンとホールのふたつの業務をこなしておりました。

また、新しいアルバイトの教育係を任されるなど、さまざまな経験を積んでまいりました。

後輩の指導やコミュニケーションのなかで身につけた責任感や気配りする力は、社会人になっても十分に役立つものだと自負しております。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。

リクルート室室員

学校内での生活と直接的に関連のないアルバイトですが、社会で働く姿勢や経験を伝えられる貴重なアピールポイントになります。

とくに、面接を受ける企業と関連している業種や職種である場合は自己紹介の内容に含めても良いでしょう。

例文⑤趣味から得たこと・学んだことを話す

【例文】
○○大学○○学部4年の××と申します。

私の趣味は料理を楽しむことで、母から教わった基本からスタートし、家族や友人との食事のたびに新しいレシピや技術を取り入れながら料理の腕を磨いています。

休日には新しい食材や調理法に挑戦し、去年開催された地元のフードフェスティバルのコンテストへ参加した際、自家製の特製スパイスを使用した料理が好評を博しました。

これらの経験を通じて計画的な学びと実践がどれだけ成長に繋がるかを実感することができたので、その考え方を日常の仕事にも取り入れていきたいと考えております。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。

リクルート室室員

ここでアピールされている積極的な学ぶ意欲と継続力は、多くの企業で評価される可能性が高いといえるでしょう。

ただし、これはあくまでも面接の一環。企業の事業に関連する趣味や、個人の長所、そして自己PRに直結する内容がより望ましいです。

自己紹介で好印象を与える6つのポイント

自己紹介で好印象を与える6つのポイント

自己紹介をする際は、話す内容に加えて話す姿勢・話し方にも気を配ることが大切です。

ここでは、自己紹介で好印象を与える以下のポイントを確認していきましょう。

自己紹介で好印象を与える6つのポイント
  • 面接官の目を見て話す
  • 1分前後を目安に自己紹介する
  • 明るい声のトーン・表情を意識する
  • 正しい言葉遣いをする
  • 身振り手振りを交えて話す
  • 身だしなみにも気を配る

面接官の目を見て話す

面接官と目を合わせて話すことで、自然と顔が上がり明るい印象を与えやすくなります。

目線が合っていないと暗く自信がないように見える可能性があるため、まっすぐ面接官の目を見るように意識しましょう。

面接官が複数人いる場合は、それぞれの面接官と目を合わせながら話すと好印象につながりやすいです。

リクルート室室員

目を合わせることが苦手な方は、眉間を見つめるように意識すると良いですよ。
これも相手とのコミュニケーションを円滑に進めるための一つの方法です。自分に合ったアプローチで、自信を持って面接に臨んでください。

1分前後を目安に自己紹介する

自己紹介は短すぎても長すぎてもマイナス評価につながる可能性があるため、1分前後を目安に話すことが理想的です。

企業によっては「30秒でお願いします」などと比較的短い時間 を指定される場合もあるので、30秒用と1分用など複数パターンの自己紹介文を用意しておくと安心です。

明るい声のトーン・表情を意識する

自己紹介の際は表情や姿勢も重要なポイントです。声が小さかったり、背中が丸まっていたりすると採用担当者に良い印象を与えない可能性があります。

背筋を伸ばして座り、自然な笑顔と明るさを感じられる声のトーンでハキハキと受け答えしましょう。

また、声の大きさは適切でも早口だと相手に聞き取りづらくなるため、話すスピードにも注意が必要です。

緊張していると意図せず目線が安定しなかったり、そわそわして手足を必要以上に動かしてしまったりこともあります。家族や友人に面接の練習相手になってもらい、その様子を撮影して自分のクセを把握するなど、事前に対策しておくことをおすすめします。

正しい言葉遣いを心がける

自己紹介では正確かつ丁寧な言葉遣いが求められます。とくに正しい敬語の使用は重要であり、面接官に対して礼儀正しい態度を示すことができる大切なポイントです。

しかし、面接では緊張していることもあり、学生は誤った敬語を使うケースがよく見られます。

敬語の基本を押さえ、相手に対して適切な敬意を示すよう心がけましょう。

【面接時に誤って使いがちな敬語の一例】
×
させていただいています→○しています、しております。
×伺わせていただきました○伺いました。
×貴社○御社(※貴社は書面で使用する言葉)

身振り手振りを交えて話す

面接時は話している内容に加えて、仕草や表情も含めて合否の判断材料としているため、話す内容以上に見え方も重要です。

身振り手振りを交えて話すことで、聞き手の理解度が上がるだけでなく、熱意が伝わり自己紹介にも説得力が増します。

自身の緊張もほぐれやすくなるので、リラックスして自分らしく話すためにも適度に取り入れると良いでしょう。

ただし、頻度が高すぎたり動きが大きすぎたりすると悪い印象を与えてしまうこともあります。

身振り手振りの効果的な量を判断するためには、面接前に人に見てもらうなど客観的な意見をもらうことがおすすめです。

身だしなみにも気を配る

身だしなみで気をつけるポイント
  • 表情が見えづらいヘアスタイル
  • 衣服についたホコリやシワ
  • 香水や整髪料などによる強い香り

自己紹介の際、第一印象は外見からも形成されます。清潔感のある服装や整った髪型、適度なメイクなど、自分を最良の状態でアピールしていきましょう。

過度な香水や化粧品の使用は避け、相手に不快な思いをさせないように心がけてください。

これらの細かな気配りが、面接官に好印象を与える一因となります。

自己紹介をするときのNG例

自己紹介する時のNG例

ここでは、面接時の自己紹介でやってはいけないこと・注意点をチェックしておきましょう。

自己紹介のときのNG例
  • 自信なさそうに話す
  • アピール内容が複数あり、まとまりがない
  • 原稿を丸暗記して話す
  • 自己PRになってしまっている

自信なさそうに話す

自己紹介時に自信がなさそうな印象を与えるのはNGです。なぜなら、「この先うちの会社でやっていけるのだろうか」「会社の士気が下がってしまいそうだな」といったネガティブな捉え方をされる可能性があるためです。

大きな声でハキハキとしたトーンで話し、相手の目をしっかり見ながら自己紹介することで、自信をアピールしていきましょう。

ポジティブな印象を与え、会社に貢献できる意欲的な姿勢を見せることが大切です。

アピール内容が多くてまとまりがない

自己紹介の内容にまとまりがなく、長々と話すのもNGです。まとまりのない話は面接官に「要点をまとめる能力がない人」という印象を与えてしまいます。

複数のことをアピールしたい場合は、一貫性を保つように心がけましょう。

たとえば、
「コツコツと頑張る力を発揮して、テニスサークルでは会計係を、カフェのアルバイトでは副店長に近いポジションを任されていました」
といった具合に一貫した強みや特徴を伝えることができれば大丈夫です。

リクルート室室員

複数のアピールをすることは良いですが、バラバラな内容では相手の記憶に残りません。
共通して見い出せる自分の強みなどを伝えることで、一貫した魅力が伝わりやすくなりますよ。

原稿を丸暗記して話す

失敗を避けるためには十分な準備が欠かせませんが、原稿を丸暗記するのは避けたほうが良いでしょう。

面接はあくまで対話の場。丸暗記した内容を機械的に話すだけでは、個性や人柄が面接官に伝わりにくくなります。

自身の魅力や意欲が自然に伝わるように相手の目を見て、自分の言葉でしっかり話すことを意識しましょう。

自己PRになっている

自己紹介の際、自己PRになりすぎるのはNGです。先にもお伝えした通り、自己紹介と自己PRは異なる目的を持っています。

自己紹介で過度なアピールをすると話が膨れ上がり、まとまりがなくなってしまう可能性があります。

また、自己紹介が自己PR寄りになり過ぎると、そのあとの自己PRタイムで話すべきポイントがなくなってしまう(あるいは同じ内容を話すことになる)ので注意しましょう。

リクルート室室員

自己紹介では基本のポイントを押さえて、長くなりすぎないよう心がけましょう。
相手に興味を持ってもらえるようなキーワードを盛り込みつつ、後続のステップに備えることが大切です。

まとめ

自己紹介は、面接において良い第一印象を持ってもらうために極めて重要な時間です。

面接官に自分の魅力や経歴を的確に伝えることができれば、良い結果につながる可能性が高まります。過度なアピールは避け、深堀りしてもらえる余白を残すことも意識してみてください。

簡潔かつ魅力的な自己紹介を心がけて、面接での成功を目指しましょう。

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