社用車の購入を検討されている方で、社用車を購入する際の利点や注意点が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

社用車の購入には多くのメリットがあり、うまく活用することで、より良い会社経営や労働環境の整備に繋がります。

今回は、社用車を購入する利点や注意点について解説いたします。

 

社用車を購入する利点

まずは、社用車を購入する利点について3つご紹介します。

 

社用車の利点1.車に関する費用を必要経費にできる

社用車購入の利点1つ目は、ガソリン代や保険料など車関連の出費を必要経費にできる点です。

車の購入・維持には多くの費用がかかります。

代表的な費用は以下の通りです。

一般的に、車の維持費は年間で数十万円です。

しかし、社用車を導入しこれらの費用を必要経費にすることで、節税対策をおこなうことができます。

業務で運転する機会が多い方は特に、社用車を購入することで税金対策されてみてはいかがでしょうか。

 

社用車の利点2.減価償却できる

社用車購入の利点2つ目は、減価償却できる点です。

減価償却とは、固定資産の購入費用を使用可能期間にわたって、分割して費用として計上する会計処理です。

活用すれば、数年間にわたって経費として計上できるため、節税につながります。

また、車両などの固定資産の減価償却については、支出を伴わず経費計上できるため、業績に関わることなく対策が可能です。

 

社用車の利点3.不要になった社用車は個人での買取や売却ができる

社用車購入の利点3つ目は、事業で活用しなくなった車を個人で買い取ったり、売却したりして活用できる点です。

事業で使用しなくなった社用車を個人で買い取りする場合は、買い取り業者との交渉などの手間をかけずに社用車の処分することができます。

場合によっては一般的な中古車を購入するよりも安く買い取りできることができることもあります。

さらに、資産価値の高い車種の場合は、買い取り業者やオークションで売却することで有効活用できる場合も。

将来的に個人で車の買い取りを検討している方や、需要の高い車種を検討している方にも社用車の購入はおすすめです。

 

社用車を購入するときの注意点

社用車には多くの利点がある一方で、注意が必要な点もあります。

そこで、社用車を購入するときの注意点について4つご紹介します。

 

社用車購入時の注意点1.経費として認められない場合がある

社用車購入の注意点1つ目は、法人名義で車を購入しようとしても、場合により経費として認められない可能性がある点です。

経費として認められるためには、購入した社用車が事業において必要かどうかが大切です。

経費として認められない例として、事業に適当でない車の購入が挙げられます。

特に、スポーツカーなどは事業に関係ないと判断されることがあるため、注意が必要です。

一般的な運輸会社が、荷物の運搬・配送用として、高級車を購入した場合も認められない場合があります。

運搬・配送において高級車は必要なく、むしろトラックなど運搬ができる車が適当と考えられるからです。

一方、役員車や送迎用としてなら、高級車も認められる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

また、社用車をプライベートで使った場合も経費として認められない場合があります。

このようなリスクを避けるため、社用車を購入した場合には車の用途と事業使用の線引きを明確にしておくことが大切です。

 

社用車購入時の注意点2.毎月の維持費を考える

社用車購入の注意点2つ目は、毎月の維持費を考える必要がある点です。

いくら経費を使えるといえ、維持費を支払うことには変わりありません。

使用用途があらかじめ決まっているのであれば、ガソリン代や車検代などの維持費をあらかじめ計算しておくと良いでしょう。

また、プライベートでも社用車を使用する場合には、車の維持費をすべて経費としては落とせず、使用割合によって経費額の算出をおこなう必要がありますので注意しましょう。

 

社用車購入時の注意点3.時期が大切

社用車購入の注意点3つ目は、社用車購入による節税を最大限生かすには、社用車を購入する時期を考えなければならない点です。

利点として取り上げた減価償却の関係から、社用車を購入する時期が大切だということです。

車の償却単位は1ヶ月なので、決算月に社用車を購入した場合は、1ヶ月分しか償却の対象になりません。

節税を最大限活用したいという方は決算月の翌月に購入する必要があります。

 

社用車購入時の注意点4.リセールバリューを考える

「将来的に、事業で使用しなくなった社用車を売りたい」とお考えの方は、リセールバリューについても認知しておきましょう。

リセールバリューとは「取得した資産を売却するときの価値」のことです。

例えば、1,000,000円で購入した車を3年後に500,000円で売却できる場合もあれば、1,500,000円で購入した車を3年後に1,200,000円で売却できる場合もあります。

この場合であれば、後者の方が売却時の価値が高いため、リセールバリューが高いと言えます。

車を購入する際は、購入費用だけで決めるのではなく、人気のあるモデル・カラー・グレードについて考えることで、リセールバリューの高い車を選ぶことが可能です。

 

社用車購入の利点と注意点を知ろう！

社用車を購入する場合には、維持費や購入時期などの注意点があります。

ぜひこの記事を参考に、社用車を購入してみてください。

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