社用車にGPSは設置すべき?設置するメリットや注意点を解説

社用車の管理のためにGPSを導入する方もいますが、社用車にGPSを設置するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

今回は社用車にGPSを設置するメリットや注意点について解説していきます。

 

GPSとは

GPS

GPSは「Global Positioning System」の略称で、全地球測位システムと訳されます。

地球を周回している複数の人工衛星からの電波を受信し、リアルタイムで正確な位置情報が得られます。

GPSはもともとアメリカで軍事用に開発された技術でしたが、現在では車のカーナビゲーションシステムをはじめ、スマートフォンやゲーム機などさまざまな機器に搭載され、身近な存在です。

 

社用車にGPSを設置するメリット

ここからはGPSを社用車に設置するメリットについて解説していきます。

社用車へのGPSの設置について迷っている方は参考にしてみてください。

 

安全性の向上

社員の安全イメージ

社用車にGPSを導入するメリットとして、ドライバーの安全を守ることがあげられます。

GPSを活用した管理システムや運転診断を利用すれば、ドライバーの運転の癖を分析できます。

ドライバー自身でも気づかなかった運転の特性が可視化されるため、無駄なアイドリングや急ブレーキ、急加速の減少を促し、安全運転への道筋をたてられるようになります。

もちろん、経営者側から個々のドライバーに応じた安全指導を行うこともできるようになりますが、運転手自身で自分の運転を客観的に判断できるため、安全運転への意識改善へと繋げられるでしょう。

 

業務の効率化

業務効率化

GPSは業務の効率化にも貢献します。

GPSにより社用車の位置や走行ルートを確認できるため、たとえば渋滞を事前に予測し、回避することで移動時間を短縮したり、最適な走行ルートへと導いたりできます。

走行ルートの効率化は時間短縮だけに留まらず、車のガソリン代の節約にもつながるでしょう。

また、GPSで取得したデータは営業先を訪問する場合にも役立ちます。

ルート営業の場合、走行履歴を活用して無駄のないルートを割り出すのに役立つほか、土地勘のない場所へ出向く際にも、遠回りや時間のロスを減らすことに繋がります。

このようにGPSのデータは社内共通の財産となり、業務効率化に貢献してくれます 。

 

適切な社用車の管理

社用車管理

複数の社用車を保有する企業では、社用車の管理(メンテナンス時期など)が複雑化します。

点検やメンテナンスを怠ると重大な事故につながりかねません。

GPSの車両管理システムの中には、走行距離に応じてメンテナンスの時期を知らせてくれるものもあり、管理業務の一助となります。

さらに、それぞれの社用車の稼働状況や走行ルートを見直すことにより、余分な社用車を解約もしくは売却する必要性にも気づけます。

GPSからのデータをうまく活用することで、社用車の適切な管理ができるでしょう。

 

万一のときにも

GPS

万が一、就業中に事故やトラブルに遭ってしまったときにも、GPSがあれば正確な位置を把握し、迅速に対応することができます。

ドライバーが連絡不可能な事態に陥ったときに、迅速な救助を可能にします。

他にも、車両盗難の被害に遭ってしまったときにも、車両の位置情報を常に把握できるため、盗難防止対策としても効果が期待できるでしょう。

 

社用車にGPSを設置するときの注意点

GPSは取り入れるだけでは意味がなく、設置後も効果的に活用することが大切です。

ここからはGPSを設置する際のポイントや注意点を解説していきます。

 

設置目的を明確化する

設置目的

GPSを導入するには初期費用、運用費用に加え、保守のための費用がかかります。

導入する際は費用対効果が十分に得られるかを考えましょう。

設置する目的を明確化し、必要な機能を取捨選択することが大切です。

 

スタッフにもメリットがあることを伝える

メリット

社用車にGPSを設置することに対して抵抗を示すスタッフもいるかもしれません。

走行状況が全てデータになるため、いつも会社に見張られているように感じる人もいます。

GPSの導入にあたっては、スタッフにも十分に説明を行い、理解を得ることが大切です。

「スタッフ自身の安全を守ることに繋がる」「これまで記録していた運転日誌をつけなくてよくなる」「業務の手間が省ける」など、スタッフにとってもメリットがあることを伝えましょう。

 

使いやすいものを選ぶ

GPS

GPSを選ぶ際には使い勝手にも着目してください。

まず、サイズが大きすぎないことがポイントです。

大きいサイズのGPS機器は、ドライバーの視界に入り、運転に影響を及ぼす可能性があります。

また、取り付けが簡単なものが便利です。

シガーソケットに差し込むだけで設置できるような機器もあるため、検討してみてください。

一時的にカーシェアを使用する場合などにもすぐに対応できます。

最後に、GPSにはリアルタイム型と記録型の2種類があることを知っておきましょう。

記録型はGPS機器に走行経路が記録され、日報的な使い方ができます。

一方で、社用車の現在の位置情報を把握したい方は、リアルタイム型がおすすめです。

他にも、GPS機能がついたドライブレコーダーなどもあります。

 

社用車にGPSを設置して安全性と効率を向上させましょう!

今回は社用車にGPSを設置するメリットや注意点について解説しました。

社用車を適切に管理して、スタッフや会社の安全を保ちましょう。

また社用車の購入を検討されている方は神奈川トヨタ自動車までお気軽にご相談ください。

 

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