【車のプロが解説】法人がリースを活用するメリットとは

法人車のリースでの導入方法について、気になる方もいるのではないでしょうか。

今回は、法人向けリースと個人向けリースの違いや、法人がリースで車を導入するメリットを紹介します。

 

法人向けリースと個人向けリースの違いとは

法人向けリースと個人向けリースには、審査内容に大きな違いがあります。

 

法人向けリースの審査内容

カーリース

  • 経営状況
  • 事業年数
  • 事業内容
  • 資本金
  • 債務残高

トヨタの法人向けリースの審査では上述の5点が考慮されます。

経営状況に加えて、事業年数などを加味して、安定した事業が進められているかが判断されます。

そのため、事業年数の長い企業などは審査に通りやすくなることも

とはいえ、事業内容等を含めて、複数のポイントから総合的に判断するため、事業を始めたばかりの方も安心して相談できます。

最近では、ベンチャー企業など創設間もない企業が利用されるケースも増えて、多くの方が審査に通過されています。

審査に通るか不安な方も、カーリースの利用を検討している方は、まずは一度ご相談されることをおすすめします。

 

個人向けリースの審査内容

カーリース

  • 年収
  • 職種
  • 勤続年数
  • 住居が持ち家か賃貸か

最近では、個人のリース利用のニーズも増えてきています。

個人向けリースの審査では、上述の4点が考慮されます。

個人向けでも、法人リース同様に、年収や職種、勤続年数などを加味して安定してご利用いただけるかを判断しています。

長く勤続されている方や、安定した収入を得られている方は審査に通りやすい傾向があります。

ただし自営業や主婦の方、アルバイトやパートで収入が月によって変動する方でも、収入が安定している方を連帯保証人に付けることで審査が通りやすくなります。

 

購入とリースでかかる費用の違い

次に購入とリースでかかる初期費用と維持費について紹介します。

 

初期費用

購入に必要な初期費用は、車の本体費用、自動車税や自動車重量税、消費税などの各種税金、登録代行費用です。

一方リースで必要となるのは、リース料金(※1)のみ

多額の初期費用が必要ない上、購入時には必要な手続きはリース会社が手続きしてくれることもあるため、導入のハードルが低いといえます。

(※1)リース会社やプランによっては頭金や登録費用が必要な場合があります。

 

維持費

カーリース

購入で必要な維持費は、車両の分割費用(ローン購入の場合)に加え、自動車税や自動車重量税などの各種税金、車検費用、メンテナンス費、ガソリン代、駐車場代です。

一方リースで必要な維持費は、リース費用、登録費用、各種税金、車検の分割費、メンテナンス費、ガソリン代、駐車場代です。

購入する場合、車検がある月とない月など支払額が毎月異なります。

一方、リースでは税金や車検費用はリース料に含まれていることが多い為、月々の支払額が一定です。

 

リース車を導入するメリット

ここからは、リース車を導入するメリットを4つ紹介します。

 

1.頭金が不要

カーリース

リースのメリット1つ目は、「頭金が不要」なことです。

法人車を購入する場合、頭金など、まとまった金額が必要なため、導入のタイミングを図る必要があります。

しかし、リースならば頭金が不要なため、各種税金や登録費用などもリース料金に含まれているため、初期費用としてまとまった資金が不要です。

資金繰りを心配している方や、頭金がネックで導入のタイミングを図っている方は、購入ではなくリースを検討してみてください。

 

2.コストの見通しが立てやすい

カーリース

リースのメリット2つ目は、「コストの見通しが立てやすい」ことです。

車を購入した場合、車検や整備など費用が発生する時期が同じではないため、どれだけの維持費がかかるのかを詳細に把握しづらいことも。

しかし、リースは月額料金が定額であるため急な出費が発生せず、月々にかかる費用が把握しやすい点は嬉しいポイントです。

またリースでは、税金の支払いや保険の手続きなど面倒な手続きは、リース会社が代行します。

手続きが不要になるという点でも、事務処理の負担が軽減するのは大きなメリットではないでしょうか。

リースは、正確な収支計画を立てたい方、経費・事務処理の負担を減らしたい方におすすめです。

 

3.節税対策できる

カーリース

リースのメリット3つ目は、「節税対策できる」ことです。

車のような高額な買い物は、一括で経費として適用される額に上限があります。

複数回や長期にわたって計上していく必要があるため、事務・会計処理に時間と労力がかかることも。

一般的に、普通自動車の新車購入の場合であれば、6年をかけて減価償却しますが、リースであれば月々の使用料をそのまますべて経費として落とせて、節税面で有利です。

 

4.豊富な車種から好きな車を選べる

カーリース

リースのメリット4つ目は、「豊富な車種から好きな車を選べる」ことです。

法人車を導入する場合には、取引先や使用用途を考慮して車を選ぶことが多いでしょう。

購入する場合には車種によって価格が大きく異なり、使用用途に合った車であっても手が出しづらいことも。

しかし、リースなら毎月定額で、支払額が車両価格に左右されることが少ないため、使用用途や目的に適した車種を選ぶことが可能です。

送迎用など高級感のある車や、たくさんの荷物を積むために車体の大きな車を選ぶなどリースを活用して使用用途に合った車を選んでみてください。

 

法人の車はリースがおすすめ

車をリースで導入すると、頭金が不要、コストが把握しやすい、節税できるなど多くのメリットがあります。

法人で車のリースを考えている方はぜひこの記事を参考に、リースの活用を検討してみてください。

また、以下の記事では、リース会社の選び方について解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。

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