社用車の導入にはいくつかの方法があり、それぞれ異なる特徴があります。

今回はいくつかある社用車の導入方法のなかから、「カーリース」と「残価設定ローン」の違いについて紹介いたします。

社用車を導入する目的や用途によってどちらを選ぶとよいのかが変わってきますので、社用車を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

社用車を手に入れるならどっちがお得？「カーリース」と「残価設定ローン」の特徴について

まずはカーリースと残価設定ローンの特徴についてそれぞれ解説します。

カーリースの特徴

カーリースは決められた期間、毎月定額で車を利用できるサービスです。

月々の料金は、車両本体価格から想定下取り価格（契約満了時）を差し引いた価格を、契約月数で割って算出されます。

社用車を導入する上で必要な税金や自賠責保険料などの費用に加え、メンテナンス料金も月々の料金に含まれているため、毎月の支出を安定させたいという会社に選ばれることが多いです。

また、購入時にかかる頭金が不要なため月々の支払いだけで社用車を導入できます。

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残価設定ローンの特徴

「残価」とは、将来車を下取りに出したときの価値、つまり「下取り価格」のことです。

残価設定ローンは返済期間に応じて将来の車の残価を設定し、車両本体価格から残価を差し引いた金額を契約月数で割って、月々の返済額が算出されます。

また、残価は最終支払い回の返済として据え置きます。

例えば、300万円で手に入れた社用車の5年後の残価が70万円だった場合、残価の70万円は最終回の返済に据え置かれ、残り230万円を支払回数（＝12ヶ月×〇年−1回（最終回））で分割して、毎月支払うことになります。

よって、ローンを組んで社用車を購入するよりも毎月の返済が安く済むうえ、残価があらかじめ設定されていることから、買取り価格が保証されているというメリットがあります。

社用車の導入におけるカーリースと残価設定ローンの違いを比較

次にカーリースと残価設定ローンの違いについて、下記の3つの観点で比較していきます。

• 料金の仕組み
• 契約期間
• 契約満了後の流れ

料金の仕組み

まずは、金利の有無です。

カーリースは車を借りるサービスであることから、金利は発生しません。

対して、残価設定ローンは車の購入にかかるお金を借りて少しずつ返済していく仕組みであるため、金利が発生します。

また、残価設定ローンの場合、ローンの返済以外に税金やメンテナンス代を支払う必要があります。

一方、カーリースは頭金や自動車税、自賠責保険料などの費用も料金に含まれていることが多いため、月々の料金を支払うだけで社用車を導入できるのがメリットです。

契約期間

カーリースの契約期間は5年程度が一般的で、残価設定ローンは3〜5年程度が一般的です。

残価設定ローンは、購入や乗り換えを前提としているため契約期間が短期なこともありますが、場合によっては5年以上を設定することも可能です。

契約満了後の流れ

契約満了後の流れにも違いがあります。

カーリース、残価設定ローンともに契約満了後は3つの選択肢のなかからいずれかを選べます。

カーリースの場合、契約を継続するか、別の車種で契約するかを選びますが、残価設定ローンでは買取か返却を選ぶことができます。

買取の場合は再度ローンを組むことも可能で、返却の場合は別の車に乗り換えることも可能です。

カーリースと残価設定ローン、どちらの方法で社用車を導入すべき？

カーリースは毎月定額で利用料を支払えば、社用車の頭金や税金、メンテナンスなどの費用を心配する必要がありません。

契約期間が終われば車を返却するだけで済むため、不定期で発生する費用を抑え、社用車の支出をまとめたい方におすすめです。

ただし、契約条項に応じた原状復帰が基本となっているため、取扱には注意しなければなりません。

また、契約走行距離が設定されているため、リース期間満了時に契約走行距離を超過している場合には超過走行料がかかることがあります。

一方、残価設定ローンは新しい車に乗り換えれば費用がかからないため、社用車を数年おきに乗り換えたい方におすすめです。

残価設定ローンの場合は、気に入った車を購入することもできます。

「買取り」を選んだ場合は、残価清算時にまとまった資金が必要になりますが、必要に応じて再度ローンを組むことができます。

カーリースと残価設定ローンを比較して、お得に社用車を導入しましょう！

今回は社用車の導入におけるカーリースと残価設定ローンの違いについて紹介いたしました。

社用車を導入するのはどのくらいの期間で考えているか、また契約満了後はどのように選択するかによってお得な方法が変わってきます。

まずは社用車を利用する期間や用途などを明確にし、今回の内容を参考に最適な方法を選んでください。

神奈川トヨタ自動車では法人向けカーリース「おまかせプラン」を用意しています。

社用車の導入を検討されている方はぜひお気軽にご相談ください。

下記の記事はカーリース活用のおすすめポイントをまとめています。

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