審査が通らない。法人カーリースで審査落ちする理由とその対処法とは

カーリースは毎月の経費の予測がしやすく、月々定額で最新の車種に乗ることができるというメリットがあるため、法人で多く利用されています。

しかし、法人カーリースを契約する際、会社によっては審査落ちするケースもあります。

この記事では法人カーリースで審査落ちする理由と、その対処法について解説していきます。

法人カーリースの利用を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

 

法人カーリースの審査でチェックされるポイントとは

         

法人カーリースの審査は個人の審査とは異なり、以下の項目を基準に評価されます。

法人カーリースで評価される主要ポイント

  • 創業年数
  • 事業内容
  • 資本金
  • 業績、売上高
  • 負債残高
  • 債務整理歴

各ポイントについて、審査の基準となるポイントを知っておくことで契約をスムーズに進められることがあります。

 

法人カーリース審査落ちの主な理由3選

次に、法人カーリース審査落ちの主な理由を3つ紹介します。

 

1.「財務状況が不安定」

1つ目は「財務状況が不安定」です。

例えば、資本金の多さは会社の体力とも考えられ、資本金が多いとそれだけ経済的な困難にも耐えられると判断されます。

一方で、資本金が少ないと、ビジネスで起こりうるリスクに耐えきれず、返済不能に陥る 可能性も高いと判断されるため、審査落ちに繋がる可能性が高まります。

財務状況にはいくつかの視点がありますが、主に負債・資金流動性・収益性などが注視されます。

リース会社は、決算書の内容から資本金や、債務、収益状況などについての情報を得られます。

そのため、決算書の内容があまり芳しくない場合、事業の安定性や信用度が低いと判断され、審査に通るのも難しくなるでしょう。

 

2.「事業の安定性が芳しくない」

2つ目は「事業の安定性が芳しくない」です。

カーリースの契約は数年単位の長期的なものになるため、事業の安定性や持続性も評価されます。

仮に、契約時の業績が良かったとしても、過去の業績が芳しくない場合は審査が厳しくなります。

また、設立年数が浅かったり、会社の規模が小さかったりすると、事業の安定性を評価するのが困難と判断され、審査で不利になるケースも考えられます。

そのため、事業計画や将来の収益見込みを提示するなどして、信用を構築していく必要があります。

 

3.「企業および経営者の信用情報が良くない」

3つ目は「企業および経営者の信用情報」です。

審査では過去の借り入れ履歴や、返済記録などもチェックされ、過去に延滞などの履歴が残っていたりすると審査落ちの原因になるケースもあります。

また、信用情報は企業だけでなく経営者に関してもチェックされる場合があります。

 

法人カーリースの審査に落ちた場合の対処法

実際に審査に落ちた後の対処法にはどのようなものがあるのでしょうか。

次に、審査落ち後の対処法について解説します。

 

1.「信用情報の間違いを修正する」

自社の信用情報はクレジットビューローから取得できます。

審査により自社の信用情報を改善する必要があると判明した場合、信用記録に間違いがないか確認し、もし間違いがある場合は訂正手続きを進めましょう。

また、現在抱えている負債を計画的に返済し、延滞を避けるなど、信用情報を落とさないための努力も必要です。

 

2.「財務状況を改善する」

財務状況では主に負債・資金流動性・収益性が注視されるとお伝えしました。

審査落ちの原因が財務状況である場合は、負債・資金流動性・収益性を分析し改善しましょう。

具体的には、現在かかっている無駄なコストを削減したり、マーケティング戦略を立案し、収益 向上に向けた計画を作成したり、などが考えられます。

 

3.「ビジネスプランの見直し」

提出を求められる書類はリース会社によってさまざまですが、事業計画書を求められるケースもあります。

仮に審査に通らなかった場合は、事業計画を見直すのも1つの選択肢です。

事業計画書では、事業の将来性および安定性が見られるポイントになります。

収益の予測はもちろん、成長戦略や競合との競争優位性を示しながら、詳細な計画を策定しましょう。

 

5.「社用車の車種やグレードを下げる」

審査の通りやすさは車種やグレード、台数によっても変わってきます。

そのため、初回の審査時に希望していた車種からグレードを下げたり、車種自体を見直すことで、審査に通る可能性があります。

 

6.「頭金をつける」

頭金をつけることで、リース会社からの信頼が高まり、審査に通りやすくなるというメリットがあります。

ただし、頭金にはまとまった資金を用意する必要があるため、創業して間もない場合は資金繰りなども考慮したうえで判断しましょう。

 

8.「別のリース会社への申し込み」

リース会社によって審査基準が異なるため、違うリース会社で申し込みをしてみるのも良いでしょう。

審査が通りやすいリース会社を見つけるためには、自分で調べたり、カーリースをすでに利用している方から話を聞いたりして、市場調査をすることが大切です。

最初の段階でいくつかのリース会社を比較することも重要ですが、初回の審査で通らず他のリース会社に申し込む場合は、審査落ちの原因を追求して提出書類や財務状況、事業計画などを見直すようにしましょう。

 

審査のポイントを押さえて法人カーリースで社用車を!

今回は法人カーリースの審査落ちする理由と、その対処法について解説しました。

法人カーリースは利用するメリットも多いですが、審査では会社に関する信用や財務状況、事業の安定性などの基準で審査されます。

初めて法人カーリースを利用する方は、ぜひ今回ご紹介した対処法も参考にしながら、社用車の導入を進めてみてください。

以下の記事では、トヨタのカーリース審査について詳しく解説していますので、併せて確認してみてください。

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