2024.10.04
福祉車両としても使える!ハイエースの知られざる魅力とは?
介護や福祉事業を営んでいる方で、福祉車両の購入を検討している方もいることでしょう。
ハイエースの福祉車両であれば、車椅子からシートに乗り換えることなく乗車していただけるため、利用者だけでなく介助する方の負担も少なく安全でしょう。
そこで今回は福祉車両としてのハイエースの魅力について紹介します。
安心安全な移動を実現!福祉車両としてのハイエースの魅力とは
商用車としても人気が高く、近年はキャンプなどの目的で自家用車としても購入されることが多い、ハイエース。
トヨタが提供する福祉車両「ウェルキャブ」ではハイエースの福祉車両も展開しています。
ウェルキャブではコンパクトカーやミニバンなどをベースにした福祉車両を展開していますが、ハイエースの福祉車両にはハイエースならではの魅力があります。
まず挙げられるのが、室内が広く、大人数での移動が可能という点です。
自家用車として使用するときは車いすの方1名が乗車できれば十分な場合が多いですが、福祉事業として送迎する場合は複数人を乗車させるシーンも多くあるでしょう。
室内の広さが魅力のハイエースの福祉車両には、車いすの方を最大4名まで同時に乗車できるタイプや、ストレッチャーでの乗車が可能なタイプも展開しています。
そのため、大人数の送迎が可能で、車いすの方も複数人送迎できます。
もう一つが、使用状況に応じて豊富な選択肢から最適なタイプを選択できる点です。
車いすの方、ストレッチャーの方、歩ける方の送迎人数に合わせてさまざまなタイプを用意しているため、使用状況に適したタイプを見つけやすいでしょう。
【ウェルキャブ】ハイエースの福祉車両の特徴を解説
ウェルキャブのハイエースは、以下のラインナップ で展開しています。
車いす仕様車(8ナンバー) |
【ロング・標準ボディ】 【スーパーロング・ワイドボディ】 |
---|---|
ウェルジョイン(3ナンバー) |
【ロング・ワイドボディ】 【スーパーロング・ワイドボディ】 |
ハイエースの福祉車両の種類と特徴を紹介していきますので、使用状況に合った最適なモデルを探してみてください。
車いす仕様車【ロング・標準ボディ】
車いす仕様車のロング・標準ボディには、「F・FU」「B・BU」「A」「AS」「C」の5タイプがあります。
F・FUタイプ
F・FUタイプ は車いすの方2名がシートに移乗することにより、ロング・標準ボディで、車いすを利用する方が4名+歩ける方が6名乗車できるモデルです。
移乗シーンを考慮して、前後位置関係や座面の高さを最適化し、車いすとの優れた移乗性を確保。
スライドドアからの乗り降りも可能で、車いすとシートの移乗がしやすい設計です。
FUタイプはワンタッチ固定装置を標準装備しており、簡単かつスピーディに車いすの固定が行えます。
効率的に送迎でき、介助者の負担も軽減されるため、車椅子の方を複数人送迎することがある方におすすめです。
(※)車いすに座ったままでの乗車は2名となります。
(※)ストレッチャーでの乗車はできません。
B・BUタイプ
B・BUタイプ は車いすの方2名と、歩ける方8名が同時に乗車できるモデルです。
さらにストレッチャーの方も乗車可能(※)で、より幅広いシーンで活躍します。
車いすの方だけでなく、ストレッチャーの方も送迎する機会がある方におすすめです。
FUタイプと同様、ワンタッチ固定装置を標準装備しているため、簡単かつスピーディに車いすを固定できます。
(※)ストレッチャー乗車の場合は、ストレッチャー1名と歩ける方8名が乗車可能です。
Aタイプ
Aタイプ は、大型車いすの方が2名乗車可能です。
介助者用のシートのそばにスペースを設けているため、ゆとりを持って介助できます。
ストレッチャーの方と車いすの方の同時乗車も可能であるため、車いすの方とストレッチャーの方を同時に送迎する方に適しています。
ASタイプ
ASタイプ は、Aタイプに加えて2人掛けのスペースアップシートを装備した福祉車両です。
車いすの方が1名、歩ける方が7名以内の場合はスペースアップシートを使用。
車いすの方が2名、歩ける方が5名以内の場合はスペースアップシートを格納して、車いす2台が乗車できるようにアレンジできます。
車椅子の方の乗車人数に合わせて、柔軟に車内をアレンジできるのがメリットです。
Cタイプ
Cタイプ は車いすの方1名と歩ける方9名が同時乗車可能な福祉車両です。
車いすの方が1名いて、他に多人数で乗車する際に便利です。
送迎はもちろん、旅行などにも最適なモデルです。
(※)ストレッチャーでの乗車はできません。
車いす仕様車【スーパーロング・ワイドボディ】
車いす仕様車のスーパーロング・ワイドボディには、「B」「D」の2タイプがあります。
Bタイプ
Bタイプ は車椅子の方2名と、歩ける方7名が同時乗車可能な福祉車両です。
ストレッチャーでの乗車も可能で、ゆったりと乗車できます。
また、車いすやストレッチャーの乗車人数や荷物の量に合わせて、オールマイティに使える車両が良い方におすすめです。
Dタイプ
Dタイプ は車いすに乗ったまま4名が乗車できる福祉車両です。
タンブルシートの採用により、フレキシブルに車内のレイアウトを変更できます。
車いすに乗ったまま4名が乗車できるため移乗の負担を軽減できるのがメリット。
また、車いすの方と歩ける方の乗車人数に応じてレイアウトを変更できるのが魅力で、ストレッチャーと車いすの同時乗車も可能です。
車いすの方が複数人乗車する機会があり、なおかつ状況に応じて車内のレイアウトを変更したい方におすすめです。
ウェルジョイン
ウェルジョイン は介助サポートなしで乗り降りが可能な方々を、医療機関や福祉施設などへの送迎することを目的とした福祉車両です。
ハイエースのウェルジョインは、ワゴンをベースにハンドレールやスライドドア乗降口グリップ、スライドドアと連動した電動格納式大型ステップなど、送迎に便利な装備を架装しています。
ボディタイプは街中での取り回しがしやすい「ロング・標準ボディ」と、余裕の室内スペースの「スーパーロング・ワイドボディ」の2種類を用意。
利用者がより安全・安心に乗り降りできるよう配慮した送迎車で、歩ける方を多人数送迎する方におすすめです。
ハイエースの福祉車両でより安心・安全な介助を実現しましょう!
今回は、福祉車両としてのハイエースの魅力を紹介しました。
福祉車両の車選びは介助される側だけでなく、介助する人にとって重要なポイントです。
ぜひ本記事を参考に、福祉車両の購入を検討してみてください。
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