2024.11.18
バンとワゴンの違いとは?バンの人気車種も紹介!【商用車選び】
商用車として使用されることの多いバンとワゴンですが、違いを知らないとどちらを購入すべきか迷う方も多いでしょう。
今回はバンとワゴンの特徴を比較しながら解説し、トヨタでおすすめのバンも 紹介します。バンとワゴンの違いを理解して、自社に合った商用車選びの参考にしてみてください。
商用車にはバンとワゴン、どっちが最適?
まずはバンとワゴンの違いや、バンの特徴などについて解説していきます。
バンとワゴンの用途の違い
バンとワゴンの違いは用途にあります。
一般的に「バン」は荷物を載せることを目的としており、運転席と荷室が分離されていない箱型の車を指します。
一方、「ワゴン」は人と荷物の両方を運ぶための車を指すことが多く、乗用車としても多く活用されています。
また、商用車としての使用が想定されているバンは、重い荷物を積んでも安定して走行できるようにサスペンションが最適化されています。
対して、乗用車としての使用が想定されているワゴンは人を運ぶことが主であるため、乗り心地にも配慮したサスペンションが装備されています。
バンの名前の由来
「バン」という呼び方は元々、屋根付き貨物車の意味をもつ「キャラバン 」という言葉に由来しています。
貨物車というと、トラックをイメージされる方も多いでしょう。
しかし、トラックは運転席と荷室が分離されているほか、バンよりボディサイズが大きな車種も多く、大きな荷物を運ぶのに適しています。
一方、バンは荷室スペースが一体となって車体で覆われているため、トラック よりも運転しやすいでしょう。
ミニバンはバン?ワゴン?
自家用車として人気のミニバンにも、「バン」という名称が入っています。
しかし、ミニバンは荷物を運ぶよりかは人を運ぶための車として活用されることが多いでしょう。 ビジネスシーンでも、配送車よりは送迎車として活用されることが多いです。
ミニバンという名称はバンと同様に、「キャラバン」が由来となっているため、「バン」に分類されることもありますが、最近では「ミニバン」としてのカテゴリが確立されている傾向があります。
バンとワゴンはナンバーも異なる
バンとワゴンはそれぞれ車のナンバーで見分けられます。
自動車には車体の大きさ、排気量、用途によって0から9までの「分類番号」が割り当てられています。
商用車には「1ナンバー」もしくは「4ナンバー」が割り当てられ、バンには小型貨物車の「4ナンバー」が与えられます。
また、乗用車には「3ナンバー」もしくは「5ナンバー」が割り当てられ、排気量とボディサイズによってどちらかに割り当てられます。
税金や車検のタイミングにも注意を
ナンバーの違いは、自動車税や車検の違いにもつながります。 貨物車に分類されるバンの自動車税は、普通車に比べて安いのがメリットです。また、車検サイクルも異なります。
1ナンバーや4ナンバーである商用車の車検は、新車登録してから初回が2年後、その後は1年ごとになります。
対して、乗用車は新車登録後3年、その後は2年ごとにあります。 バンを購入する際は乗用車との税金や車検の違いも考慮しながら、維持費を事前に計算するようにしましょう。
商用車をお探しの方必見!トヨタで人気のバンを3車種紹介
ここからはトヨタで人気の商用車である「ハイエースバン」「タウンエースバン」「プロボックス」の3車種を紹介します。
商用車をお探しの方は参考にしてみてください。
ハイエースバン
大型もしくは大量の荷物を運ぶための商用車としておすすめなのが「ハイエースバン」です。
ハイエースバンにはグレード・ボディ長・ボディ幅・ルーフ形状などの違いから、全部で12タイプを展開しています。
積載量は最大1,250kg、荷室長は最大3,540mmと大容量を誇り、長さのある荷物や大きな荷物も積載可能。 また、ハイエースバンはトヨタの先進安全機能「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備しています。
前方の車両や歩行者を単眼カメラとミリ波レーダーで検出し、衝突回避や被害軽減をサポートします。 さらに、パノラミックビューモニター(※1)が車両を上から見たような映像をナビに表示し、運転席からの目視だけでは見にくい車両周辺状況をリアルタイムで表示。
周囲の安全確認をサポートしてくれるため、大きな車の運転に不慣れな方にも安心です。
さまざまなタイプがラインナップしているため、用途に合わせて最適なタイプを選べます。
(※1)全車にメーカーオプション
タウンエースバン
コンパクトで背高ボディの「タウンエースバン」。
スクエア型の荷室空間にしっかり積める積載性能が特徴で、最大積載量は750㎏ (※1)を実現しています。
天井の隅まで、かさばる荷物や背高物もきっちり積める上、低床設計で重量物の積み下ろしも楽に行えます。
また、最小回転半径は4.9m (※2)と小回りが利くため、細い道や狭い曲がり角などを通っての配達にも適しています。
自然な姿勢で乗り降りできるゆとりの頭上空間と、先を見渡しやすい少し高めのドライブポジションで運転も快適。
安全性能も充実しており、「スマートアシスト」が衝突の回避や事故の軽減をサポートします。
コンパクトな荷物を配送する業務が多い、市街地での小回り性能を重視したいという方におすすめです。
(※1)4WDは700㎏。5名乗車時、2WD・4WDともに500㎏。
(※2)4WDは5.3m
プロボックス
「しっかり積んで、しっかり走る」がコンセプトのプロボックス。
荷室スペースは、荷物を置きやすいように床面を低くフラットに設計し、ホイールの張り出しを抑えています。
荷室開口部はスクエア型で、荷物を横積みする際も効率よく積載できます。 窓にはUVカット付きのプライバシーガラスを採用し、積み荷を日差しから守ります。
また、腰から背中をしっかり支えるフロントシートが長距離運転での身体への負担を抑えます。
Toyota Safety Senseも標準装備で、万が一の時の衝突回避・被害軽減をサポートしてくれます。
ハイブリッドモデルも選べるため、長距離走行が多い方にもおすすめです。
バンとワゴンの違いを知って、業務に適した商用車を導入しましょう!
今回はバンとワゴンの違いや、トヨタでおすすめのバンを紹介しました。
業種・業態は会社によってさまざまであるため、社用車もボディタイプの違いを理解した上で選ばなければいけません。
購入後の使い方をイメージしながら、業務に適した車種を選んでください。
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