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Yaris Cup 2023 特別戦グランドファイナル 乙津選手CVTクラスにて優勝!!

2023年11月25日(日)に富士スピードウェイで開催されたTOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup 特別戦グランドファイナル が開催されました。

Yaris Cup 2023 特別戦グランドファイナル

今回は乙津選手(20号車)と三浦選手(21号車)の2名での出場となりました。

レース当日は曇っていたものの路面はドライコンディション。

まずは三浦選手の予備予選。

予備予選直前の三浦選手

予選A組を12位で通過!!

ここで三浦選手がトランスミッションに違和感を感じミッションオイルを交換。

少しわかりにくいですがうっすら金属粉が見えます・・・

少しわかりにくいですがうっすら金属粉が見えます・・・

乙津選手はシードドライバーのため予備予選は免除となります。

今回は今年入社の新人スタッフがレース観戦に来ていました。

説明を真剣に聞く新人スタッフ

説明を真剣に聞く新人スタッフ

これはトヨタモビリティ神奈川のモータースポーツ活動を体験してクルマとかかわる楽しさを知ってもらいたいという願いがあります。

レースはただ走っているだけではなく整備やセッティングなど色々な作業があります。

その様子を間近で見て感じてもらいました。

そして、決勝グリッドをかけた予選では三浦選手が総合30位に入り乙津選手が総合34位(CVTクラス1位)となりました。

この後ホームストレートで三浦選手の後ろに入りスリップストリームで稼ぐ乙津選手

決勝では観戦に来ていた新人スタッフ総勢100名と一緒にグリッドに並び乙津選手と三浦選手を応援!!

レース開始後はスタンドで観戦。

決勝レースは乙津選手、三浦選手とも抜きつ抜かれつの攻防戦を繰り広げました。

結果は乙津選手が総合36位(CVTクラス2位)でゴール、三浦選手が総合31位でゴールとなりました。

この時点での結果は暫定・・・

ここで審議が入ります。

CVTクラス1位でゴールした選手にペナルティが課され乙津選手が優勝となりました!!

CVT車なのに何でMT車(マニュアルトランスミッション)よりも速いの?と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな疑問を東日本シリーズチャンピオンの乙津選手に聞いてみました!!

CVT車とMT車で乗り方に違いはあるのかというと・・・

ほぼ同じ

とのことでした。

ただ少しレスポンス(車の反応)が遅れるためアクセル操作を早めにしているそうです。

あとCVT車の場合エンジンブレーキが弱いのでブレーキへの負担がMT車と比べて大きいとのこと・・・

サーキットによってはブレーキローターが赤くなるところまで温度が上がるそうです!!

よーく見るとヒートクラックが入り始めています。

ブレーキパッドは1レースでダメになってしまうとのこと・・・

CVT車はMT車と違ってギヤを変えるという操作がありません。

ここは2速だとエンジンが振り切ってしまうし3速だとパワーが足りなくなるといったギヤ選択を悩むことが無いという利点があるとのことでした。

カップカーのCVT車には空冷式のエンジンオイルクーラーが標準でついているそうです(MT車は水冷式)

しかし、常にエンジンの一番パワーが出ているところを使い続けるのでエンジンの温度が上がりすぎてしまいパワーダウンを起こしてしまうこともあるとのことでした。

そして、これら2台のヤリスをメンテナンスしているレースエンジニアにもお話を聞いてみました。

普段の通常業務とレースでの作業と何か違いはあるか聞いてみたところ基本はみんな同じとのことでした。

いつもやっている作業をそのままやっている・・・基本が大事ということでした。

ブレーキフルードのエア抜き中・・・少しでもエアが噛んでいたらブレーキが効かなくなってしまう

でもやっぱり180Km/hからフルブレーキングで1コーナーに突っ込んでいく車を見ると何か取れてしまわないか壊れてしまわないかと思うそうです。

やはり人の命を預かっているのでミスは許されません。

最後に触った場所をチェック!! しっかり締まっているか確認!! ヨシッ!!

常に手は抜けないし、細かいところに目が向けなければならないとのことでした。

これは日常の業務と全て同じです。

整理整頓されていることでどこにどの工具があるか探すことなく出せる・・・時間の短縮につながります。

普段は若手エンジニア中心ですが今回はベテランのエンジニアが担当でした。

そんなベテランエンジニアでもレースで走る車を触って「タイヤってこんなになるんだ」「ブレーキってここまで焼けてしまうのか」と感じたそうです。

レース終了後片付けをし撤収作業です。

使ったものは元の場所に戻す

汚れたものはきれいにする

ここも日常の業務と同じです。

順番に積み込まれていく工具や機材たち

レースだから特別なことをしているわけではなく「いつもと同じ」ことをしています。

レース活動から車の楽しさや様々な作業の大切さを覚えてもらいたいという思いでトヨタモビリティ神奈川の社員で参戦しております。

次回は、12月16日(土)富士スピードウェイにてGOODYEAR Dream Cup 2023(富士スピードウェイ 6 時間耐久レース)です!

応援よろしくお願いします!

トヨタモビリティ神奈川YarisCupチーム公式X(旧Twitter)では、当日の様子など発信しています!ぜひフォローお願いします!!

レース当日はTRA事務局のYouTube配信もありますので、応援よろしくお願いいたします!!

T.R.A.事務局 – YouTube

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