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本日発売!新型ハイラックス。誕生の意外なルーツ│アライエさんと車たちvol.2

今回は、本日発売された新型「ハイラックス」のルーツ(先祖にあたる車)についてアライエさんに伺いました!

 

──ハイラックスの始まりを教えてください。

アライエさん:

ハイラックスのルーツをたどると、戦後10年ほどが経った昭和30年(1955年)に発売されたタクシー専用車「トヨペットマスター」にたどり着きます。
 この「トヨペットマスター」は、今も”クラウン”として名前が受け継がれている「トヨペットクラウン(初代クラウン)」と並行して販売されました。
トヨペットクラウンは乗り心地をよくするために、フロントには当時最新鋭の“ダブルウィッシュボーンタイプサスペンション”を、リヤはしなやかな“3枚リーフスプリングサスペンション”を採用しましたが、未舗装の道路に耐えられるか不安が残りました。

そのため、トラックシャーシに乗用車ボディーを載せた頑丈なタクシー「トヨペットマスター」も一緒に販売されることになりました。
このトヨペットマスターが後のハイラックスにつながります。

 

──ハイラックスの始まりは頑丈なタクシーだったのですね。

アライエさん:

はい、そうです。
半年ほどすると乗り心地の良い「トヨペットクラウン」が評判になり、乗り心地の悪い「トヨペットマスター」の売れ行きはよろしくない状況になりました。
そこで、丈夫なマスターの車体を活かして、マスターライン(ワゴンとピックアップトラック)を追加発売しました。

マスターラインのピックアップトラックはキャビンから荷台が一直線の美しいデザインが好評でしたが、積載量が500kgしかないために過積載でボディーがゆがんでしまうという問題がありました。そこで、キャビンと荷台を分離させ、積載量を1,750kgまでに改良、実用車のトヨペットトラックになりました。
のちに、頑丈なという意味をこめ『スタウト』と愛称がつけられました。

 

 

──問題の解決を繰り返して、実用車のトラックになったのですね。
頑丈なという意味の愛称にハイラックスを感じますね!

アライエさん:

実は、この時の『スタウト』は神奈川トヨタにまだ車両があるんです。
60年前に神奈川県座間市で農業を営むオーナー様が、神奈川トヨタでスタウトを購入し、近隣の農家仲間の作物も一緒に積んで、横須賀の市場へと運ぶ役目を担って、長らく大切にご愛用されました。当時、クルマは単なる移動手段ではなく、大切な思い出をつくり、心に豊かさを与えてくれる家族や友人同様の存在でした。
20169月、大切に保管されていたスタウトが無償で寄贈され、この素敵なクルマ文化を、未来に伝え続けていくため、レストアを行いました。

スタウトは内外装・ガラス・インパネ類・ボディーASSY・荷台ASSY・エンジン・各パネルなど分解できる部位はすべて分解してレストア作業を行っています。
複数のエンジニアがパート別に分担し、各パネルの修復・板金/塗装の全剥離/内外装の全塗装/フレーム&サスペンションのさび落とし・全塗装を経て、丁寧に復元しました。

 

新車さながらにレストアされました。

スタウト 1959年製 型式 RK35

 

2代目途中より派生したトヨペットライトスタウトと日野ブリスカを経て、1968年に発売されたピックアップトラック「ハイラックス」へつながっていきます。

 

──新車さながらに復元されていますね!
ハイラックスにスタウトの面影をしっかり感じます!

アライエさん:

本日発売の新型『ハイラックス』については弊社YouTubeで徹底レビューしています。
進化をつづけた現在のハイラックスが気になる方は、ぜひこちらをご覧くださいませ。

新型ハイラックスについて詳しくはこちら

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